イタリアのスーパーカーメーカー、パガーニ社。同社が謎のスーパーカーを予告している。
これは6月3日、パガーニが公式Facebookで明らかにしたもの。「the Revolution is about to begin...」(レボリューションが始まろうとしている)という文字とともに、1枚のティーザー画像を公開したのだ。
現時点では、このスーパーカーの内容は公表されていない。ただし、ティーザー画像のフロント部分から、パガーニ社が2009年1月に発表したスーパーカー、『ゾンダR』の何らかの進化形のもよう。
ゾンダRは、サーキット走行に特化した『ゾンダ』シリーズの最高峰モデル。エンジンはメルセデスベンツの高性能車開発部門、AMG製の「M120型」6.0リットルV型12気筒で、最大出力750ps、最大トルク72.4kgmを発生する。このエンジンはメルセデスベンツ『CLK-GTR』用に開発されたユニットがベース。
ゾンダRは、この高性能ユニットをミッドシップに搭載、後輪を駆動する。トランスミッションは6速シーケンシャル。ボディやシャシーにはカーボン、アルミ、チタンを使用して、車重はV12を積むスーパーカーとしては異例の1070kgに仕上げられた。この結果、ゾンダRは0-100km/h加速2.7秒、最高速350km/hという世界最高峰のパフォーマンスを実現していた。