国内航空会社の遅延率9.05%、欠航率2.34%…2013年1-3月期

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国土交通省は、特定本邦航空運送事業者(国内航空会社)の2013年1~3月のデータをまとめた。

特定本邦航空運送事業者は、客席数が100または最大離陸重量が5万kgを超える航空機を使用して行う航空運送事業を経営する日系航空運送事業者。

それによると1~3月の遅延率は9.05%となり、前年同期と比べて1.7ポイント悪化した。

最も遅延率が高かったのはエアアジア・ジャパン。次いでピーチ・アビエーション、3位がジェットスター・ジャパンとLCC(格安航空会社)が上位を占めた。3社とも機材繰りがつかないことによる遅延が多く、少ない機材でやりくりしていることが原因と見られる。

欠航率は2.34%で前年より1.37ポイント上昇した。最も高かったのはジョットスター・ジャパン、ほぼ同レベルで全日本空輸(ANA)だった。ANAはボーイング787型機のバッテリートラブルによる運航停止が影響して欠航が相次いだためで、日本航空(JAL)も高水準だった。

輸送実績は輸送人員が前年同月比3.2%増の1987万4736人、輸送人キロが同5.0%増の185億4044人kmだった。旅客収入は同0.67%増の2924億6100万円。

旅客数のトップは東京~札幌で199万5687人、2位が東京~福岡で185万8269人、3位が東京~大阪の117万2131人だった。

利用率トップは岡山~札幌の91.3%、2位が大阪~三沢の90.8%、3位が大阪~函館の89.0%。

逆に利用率が最も低かったのは成田~広島の16.0%、次いで東京~大島の21.8%。

フレックストラベラー制度のある航空会社グループの全輸送人員に対する、不足座席数割合が高かったのはトップがスカイネットアジア航空、2位がJAL、3位がANAだった。

《レスポンス編集部》

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