トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は6月3日、5月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は20万7952台。前年同月比は2.5%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、前年同月比0.9%減の3万9216台と、4か月連続のマイナス。『カローラ』も12.1%減の2万7997台と、2か月連続の前年割れ。『プリウス』は9.5%増の2万3522台と回復した。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、新型を投入した『RAV4』が前年同月比8%増の2万0780台と、2か月連続で増加。モデル末期の『ハイランダー』は2.5%減の1万1360台とマイナスに転じた。大型ピックアップトラックの『タンドラ』は13.5%増の9950台、小型ピックアップトラックの『タコマ』は20%増の1万4727台と、引き続き好調。
レクサスブランドでは、SUVの『RX』が前年同月比18.2%減の8714台と後退。モデルチェンジした『ES』は、100.5%増の5890台と大きく伸びた。新型『GS』は2015台を売り上げ、前年同月比は1%増と4か月ぶりに増加。大幅改良を受けた『LS』は、117%増の996台と大幅増が続く。
トヨタの2013年1-5月米国新車販売は、前年同期比5.2%増の91万3556台。米国トヨタ販売のビル・ファイ副社長は、「新車販売は天候に沿う形で伸びた。5月の堅調な結果を保ったまま、夏の販売シーズンに入れそうだ」と語っている。