前日の荒天により、この日の朝9時30分から35分間の通常方式による仕切り直しとなった予選では、ロッテラー(#2 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)が雨中戦を制してポールを獲得。そして午後の決勝(54周/約250km)も、雨の影響が残る状況で迎えた。雨はほとんど降っていないながらも、路面は依然としてウエット。結局、全19台中18台はレインタイヤでのスタートを選択する。そして予選6位のデュバル(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)だけがスリックタイヤを履いた。
2位はデュバル。3位には山本が入り、全日本トップフォーミュラのシリーズ戦では初の表彰台を獲得。また、このレースの11周目には10位近辺の集団でアクシデントが生じており、開幕戦優勝の伊沢拓也(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)、同3位の小暮卓史(#32 NAKAJIMA RACING/ホンダ)、前年王者の中嶋一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S)らが実質的に戦列を去っている(一貴は12位で完走)。