富山地鉄、電鉄魚津駅の新駅舎が完成…6月4日から使用開始

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電鉄魚津駅の新駅舎のイメージ。2階建てで、地上と高架ホームをつなぐエレベーターも設けられる。
  • 電鉄魚津駅の新駅舎のイメージ。2階建てで、地上と高架ホームをつなぐエレベーターも設けられる。
  • 富山地鉄の電鉄富山駅。このほど新駅舎の使用を開始する電鉄魚津駅とともに「電鉄」を冠している。

富山地方鉄道(富山地鉄)は、6月4日の始発列車から電鉄魚津駅(富山県魚津市)の新駅舎の使用を開始する。

電鉄魚津駅は1936年6月5日、地鉄本線越中中村~電鉄魚津間の延伸開業に合わせて設置された。現在の4階建て駅舎は線路の高架化に合わせて1967年に完成。ステーションデパートとして複数のテナントが入居した。

完成当時は1日約8000人が利用したが、郊外型店舗の増加とともに利用者が減少し、テナントも2000年頃までに撤退した。2011年度の利用人員は1日約810人。

駅舎の完成から40年以上が過ぎて老朽化が課題となっていたことや、地上と高架ホームをつなぐエレベーターが整備されておらず、バリアフリーに対応していないなどの問題があり、魚津市は2010年度から新駅舎の建設を含む駅前広場の整備事業に着手した。

新駅舎は現駅舎の北側に設置された。地上2階建てで高さ約12m、延床面積は230平方m。1階に改札と駅事務所、待合室、トイレを設け、2階のホームに移動するためのエレベーターも設置された。

現駅舎は閉鎖され、7月末頃までに解体される予定。跡地には駅前広場を整備し、バス乗り場などを設ける。

《草町義和》

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