ボーイングは5月31日、トムソン航空に同航空会社にとって最初となるボーイング787ドリームライナーを納入したことを発表した。
この航空機は英国の航空会社、トムソン航空が注文した8機の中の最初のものである。
トムソン航空の787ドリームライナーはこの日、何千人という観衆を集めたマンチェスター空港に到着し、ワシントン州エベレットにあるペイン・フィールドからの搬送飛行を完了した。
「大きな期待の後、787ドリームライナーを編隊に迎える英国で最初の航空会社として、我々はとてもエキサイトし、我々の顧客がこの革命的な航空機で、ユニークな経験を楽しむことを期待している。ドリームライナーの延長された飛行距離はまた、新しくエキサイティングな休日のオプションを顧客に提供することを可能にし、英国の空港からのトムソン航空による長距離飛行の目的地の範囲を拡大する。顧客はユニークな外見やサービスに驚き、そのことは乗客がこの素晴らしい最新の航空機に乗った瞬間、ユニークなトムソンの休日がスタートすることを確証させるだろう」とトムソン航空の業務執行取締役、クリス・ブラウン氏は語った。
「今日のこの787の納入は、ボーイングとトムソン航空の間に現存するパートナーシップにおける、非常に重大な道標を示すものである。トムソン航空は技術的に最も進歩した、燃料効率の高い商用ジェット機である787を英国で最初に運用する航空会社となった。トムソン航空の乗客は改良された照明、より大きな窓、より大きな頭上の収納、より低い客席の高度と強化された換気システムといった、並ぶもののない快適性を体験することとなる。今回の納品は、トムソン航空と英国の航空産業の両方の歴史における次の章を印したものである」とボーイング商用航空機欧州販売部の副社長、トッド・ネルプ氏は語った。
7月8日にトムソンの最初の直距離ドリームライナーのフライトが、マンチェスターとフロリダ、そしてグラスゴーとカンクンの間で行われることとなる。トムソン航空はまたロンドンのガトウィック空港からイースト・ミッドランド空港へのサービスを運航し、さらに今年の終わりにはイギリスからタイのプーケットへの直行便を紹介する予定である。
トムソン航空の787ドリームライナーは291人の乗客を運び、その内の47座席が同航空会社のプレミアムクラブのキャビン、そして244座席がエコノミークラブのキャビン用に設定される。
トムソン航空はTUIトラベルPLCの一部で、英国における58機の航空機を運航する3番目に大きな航空会社である。