エアバス、シンガポール航空から50機のA350 XWBの追加注文を受ける

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シンガポール航空A350-900
  • シンガポール航空A350-900
  • ジョン・リーヒー氏

エアバスは5月30日、シンガポール航空が30機のA350-900と20機のオプションを含む50機のA350 XWBの確定注文をしたことを公表した。

この契約は同航空会社がオプションを履行した場合、ベースラインのA350-900もしくはさらに大型のA350-1000から選択することを可能にする。

この最新の契約はシンガポール航空のA350 XWBに対する3度目の注文で、確定された場合、航空会社はオプションを除外して最新の航空機に対する確定注文の合計を70機に増加させることとなる。これらの航空機は、同航空会社の中距離及び長距離便のルートで使用される予定である。

「シンガポール航空による最新の発表は、A350 XWBの為のもう一つの大きな裏付けである。我々が最初のフライトに近づくと共にA350 XWB、特に大型モデルへの要求は拡大し続ける。エアバスは中型のワイドボディ市場に段階的変化をもたらし、シンガポール航空がこのように大きな役割持って関わることを誇りに思う」とエアバス顧客部門のCEO、ジョン・リーヒー氏は語った。

A350 XWB(エクストラ・ワイドボディ)は、3つのバージョンから構成される最新の中型長距離製品で、典型的な3クラスの270から350座席のレイアウトを持つ。

最初のA350 XWBの飛行の為の組み立ては完了し、2013年の中盤に広範囲の飛行テストプログラムが実施されることとなる。最初の顧客の航空機の商用サービスの開始は、2014年の後半に予定されている。

エアバスは現在まで、世界中の34の顧客からA350 XWB の616の確定注文を受けている。

《河村兵衛》

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