インド自動車大手、マヒンドラ&マヒンドラは5月30日、2012年度(2012年4月-2013年3月)の決算を開示した。
同社の発表によると、売上高は前年比17.4%増の7440億3000万ルピー(約1兆3320億円)。純利益は409億9200万ルピー(約734億円)となり、前年の312億6700万ルピーに対して、31.1%の大幅増を達成している。
大幅な増益を記録した大きな要因が、インドでのSUVの販売好調。中でも2011年10月に発表した新型SUV、『XUV500』が支持を集めた。
XUV500は、XUVファイブ・ダブル・オーと発音。車両のデザインからエンジンの設計に至るまで、同社が一貫して開発を手がけたモデルで、インド国産メーカーのSUVとして初めて、モノコックボディを採用する。その車台の開発には、65億ルピーが投じられた。
エンジンは、2.2リットル直列4気筒ターボディーゼル。最大出力は140ps、最大トルクは33.6kgmを発生する。トランスミッションは6速MT。駆動方式は前後トルク配分式4WDを設定する。0-60km/h加速は5.4秒、インド自動車検査協会の認定燃費は15.1km/リットル。
安全面では、6エアバッグやESPなどを標準装備。インド現地ベース価格は108万ルピーと、競合SUVに比べて大幅に安い価格を実現している。