日本航空(JAL)は、東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」を展開すると発表した。
東日本大震災から2年が経過したが、被災地の復興は地域によって様々な段階にあり、現地のニーズも異なっている。「被災地のことを忘れないでほしい」という願いと、「被災地に来て、見て、消費して、復興を手伝ってほしい」という思いは共通であると判断、東北応援プロジェクトを展開する。
観光振興として東北地方へのチャーター便の運航やJALPAK(ジャルパック)復興応援ツアー・東北方面ツアーを拡充する。東北地方でJALグループ社員研修も実施する。
産業振興では、JALマイレージバンク(JMB)のマイル特典に東北の名産品を採用するほか、機内、空港ラウンジで東北の名産品を提供する。
また、JAL東北応援サイトの開設や機内誌・機内ビデオ・facebookなどを通じたメッセージ・情報を積極的に発信していく。
一方、被災した人を応援するため、被災した子どもたちを笑顔にするツアーの企画・招待や被災地での次世代育成プログラム「JALそらいく」の実施、JALマイルによるチャリティ募金を実施する。
JALグループでは、震災直後から多数の臨時便運航や機材の大型化による被災地への輸送力確保、医療・インフラ復旧のための支援者移動・支援物資の輸送への無償協力など緊急支援を実施してきた。その後の復興フェーズでは「東北コットンプロジェクト」への参画や社員ボランティアによる様々な活動を継続的に行ってきた。