一畑電車、「プレミアム」運転体験会を実施…デハニ50形と旧京王・南海の電車を使用

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「プレミアム体験運転」の会場となる雲州平田駅構内の車庫に留置されているデハニ50形(左)と3000系(右)。3000系は現在、南海電鉄時代の塗装に変更されている。
  • 「プレミアム体験運転」の会場となる雲州平田駅構内の車庫に留置されているデハニ50形(左)と3000系(右)。3000系は現在、南海電鉄時代の塗装に変更されている。
  • 出雲大社前駅に停車中の2100系。「プレミアム体験運転」では京王帝都電鉄時代の塗装に戻された編成が使用される。

一畑電車(島根県出雲市)はこのほど、同社が所有する3種類の電車が運転できる「一畑電車プレミアム体験運転」を企画した。6月から2014年2月まで4回実施する。

鉄道車両は通常、「動力車操縦者運転免許」と呼ばれる運転免許を受けている者でなければ運転できないが、免許を受けた者が同乗して直接指導する場合や、営業運転では使用しない線路で運転する場合は、免許を受けていない者でも運転できる。また、「鉄道車両を運転してみたい」といったマニア需要があることから、廃線や車庫の線路などを利用した運転体験会が鉄道や地域の活性化事業として各地で盛んに行われている。

一畑電車は、国内最古級の電車として知られるデハニ50形(1928~1929年製造)の運転体験会を雲州平田駅構内の車庫で実施しているが、今回企画されたプレミアム体験運転ではデハニ50形のほか2100系(京王帝都電鉄5000系の中古車両)と3000系(南海電気鉄道3000系の中古車両)も運転できる。

プレミアム体験運転の実施日は6月22~23日、8月24~25日、12月21~22日、2014年2月22~23日の1泊2日。参加料金は体験運転者が大人3万5000円、小学生以下3万2000円、同伴者が大人1万8000円、小学生1万4000円で、体験運転料金のほかホテル代や食事代などが含まれる。また、参加者全員に2日間利用可能な一畑電車フリー乗車券などがプレゼントされる。参加申し込みは一畑電車のホームページで受け付けている。

《草町義和》

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