「日野チームスガワラ」、ダカールラリー2014参戦を決定して始動、車両開発を強化

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日のレンジャーを分解点検
  • 日のレンジャーを分解点検
  • ダカールラリー2013参戦車両
  • 配線加工をこなす菅原照仁ドライバー

日野自動車は、「日野チームスガワラ」が、ダカールラリー2014に参戦すると発表した。

次回のダカールラリー2014年大会は、南米での6回目となる開催が決まった。これを受けて日野は、チームスガワラとともに「日野チームスガワラ」として継続参戦する。

日野チームスガワラは、2012年大会から3カ年計画で車両性能の向上に取り組んでおり、集大成となる2014年大会で、総合上位入賞を目指す。

日野は、トラック部門で、排気量が倍以上もある欧州のライバル車と互角に戦い続けるため、車両開発の陣営を強化して車両性能を向上する。

3カ年計画の3年目となる次回大会では、前回初めて投入した電子制御エンジンに改良を加え、出力向上を図る。電子制御エンジンと同様、前回初めて採用したアクスルとディスクブレーキは、操作性と信頼性の向上を図り、悪路の走破スピードをアップさせる。

これらの改良は、菅原照仁氏がハンドルを握る2号車に反映させ、総合順位アップを狙う。菅原義正氏の1号車は引き続き、これまで試したことのない新しい技術や仕様を盛り込んだ実戦型テスト車として参戦する予定。

現在、日野自動車の開発陣やドライバーの菅原義正・照仁両氏が、前回の車両データや映像を入念に分析しながら、より強く、速い日野レンジャーに仕立てるため、戦闘力アップのプランを練っている。

車両の点検と改造は、日野グループで、市販車のカスタマイズを手掛ける日野エンジニアリングアネックス(埼玉県日高市)の工場の一角を使用する。

今年8月に開催される「ラリーモンゴリア2013」への参戦も予定している。

《レスポンス編集部》

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