ひき逃げ容疑者、ニュースを見て「逃げられない」と出頭

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5月6日午前2時20分ごろ、北海道札幌市中央区内の市道で、徒歩で道路を横断していた69歳の女性に対し、交差進行してきたワゴン車が衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。クルマは逃走したが、警察は後に出頭してきた30歳の男を逮捕している。

北海道警・南署によると、現場は札幌市中央区南13条西6丁目付近で片側1車線の直線区間。道路中央部に札幌市電の併用軌道がある。横断歩道や信号機は設置されていない。69歳の女性は徒歩で道路を横断していたが、これに気づいて減速したタクシーを側方から追い抜いたワゴン車にはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡。クルマはそのまま逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

事故については地元テレビ局などがニュースとして報じたが、同日朝になって豊平区内に在住する30歳の男が警察へ出頭。容疑への関与を認めたことから、後に自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「ニュースを見て、逃げられないと思って出頭した」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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