富士重工業の吉永泰之社長は5月8日、2013年3月期決算会見で、米国での販売状況について「4月も非常に好調だった。この勢いを大事にしていけば、目標を十分達成できる」とうれしそうに話した。
なかでも新型『フォレスター』が好調で、4月の販売台数が9366台と吉永社長も驚いているほど。しかも、『レガシー』や『アウトバック』など既存車種の販売も落ちていないという。
「通常だと、新しい車を出すと、お客様はその車に殺到して、既存の車の販売が落ちていくのですが、それが落ちていないんです」と吉永社長。したがって、今年度は『レガシー』や『アウトバック』の販売を維持しながら、そのうえに『XV』と『フォレスター』が乗る格好になり、北米の販売目標42万台を十分クリアできるというわけだ。また、米国のディーラー関係者からも「この計画は必ずいける」とお墨付きをもらっている。
吉永社長は来週米国に渡り、ディーラー大会に出席する。そこで直に米国工場SIAへの投資や商品などの話をして、さらに米国での販売を盛り上げるそうだ。株価も2000円を突破しそうな勢いとなっている。