マレーシア政治調査研究所(MAPAN)とマレーシア北部大学、国家教授理事会が共同で実施した第13回総選挙に向けた半島北部3州を対象とした世論調査を実施。
次期首相として最も相応しい人物に関する質問で、与党連合・国民戦線(BN)総裁のナジブ・ラザク首相との回答が55%でトップだった。
同調査は▽ペルリス▽ペナン▽ケダ--の3州の有権者1,830人を対象に4月23日から28日にかけて実施したもの。野党連合・人民同盟(PR)リーダーのアンワル・イブラヒム元副首相への支持は45%にとどまり、先ごろマラヤ大学民主主義・選挙センター(UMCEDEL)が行なったアンワル氏がナジブ氏を上回った調査とは異なる結果となった。
今回調査では、BN支持はブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)が58.9%で、インド系は51.7%、華人は28.2%にとどまった。男性の支持率は52.3%で、女性(60.2%)を下回った。
職業別では、公務員が68.8%とBN支持率が高めで、学生は55.9%、農民は51.9%、民間社員などは43.3%だった。