横浜ゴムは4月29日、米国ミシシッピ州に建設を計画するトラック・バス(TB)用タイヤ工場に関し、ミシシッピ州との間で合意書に調印した。
調印式は州都ジャクソンから約149マイル離れた工場建設予定地に近いウエストポイントリッツで行われ、野地彦旬横浜ゴム社長、フィル・ブライアント知事や州関係者などが出席した。
野地社長は「本日はヨコハマにとって歴史的な日です。ヨコハマは40年以上前に米国に参入し、1980年代にはバージニア州セーラムにタイヤ工場を取得するなどして成長を続けてきました。ヨコハマは米国で初めてタイヤ工場の建設を始めます。これにより北米市場におけるヨコハマの存在感、またヨコハマとディーラーのさらなる発展がより強固なものになります」と述べた。
新工場の年間生産能力は100万本。工場は500エーカーを越える土地に建設され、今年9月までに着工し、2015年10月からの生産開始を予定。初期設備投資額は3億米ドル(約294億円)だが、当初の雇用者数、投資額は4倍まで拡大する可能性があるとしている。