国際コンサルティング会社のグラント・ソントンが発表した「国際ビジネスリポート(IBR)」によると、マレーシア企業の62%が技術労働者の雇用が難しいと回答し、世界平均の39%を大きく上回ったことがわかった。
マレーシアにおける雇用上の問題として、マレーシア企業の63%が実務経験の不足、62%がチームーワークや英語でのコミュニケーション力不足を挙げた。またその他の問題としては運営コストの上昇、 作業量の増加、カスタマーサービスの基準の低下を挙げた。
また調査では、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内において、特殊技術労働者が不足していることも明らかになった。マレーシアにおいては68%が不足していると回答し、ASEANで3番目に高かった。最も高かったのはベトナム(86%)で、フィリピン(76%)がそれに続いた。