2013年4月27日から全国公開中の『きかんしゃトーマス ブルーマウンテンの謎』。25日の公開記念イベントで、俳優の高橋英樹さんとフリーアナウンサーの高橋真麻さんが、親子そろって登壇。父と娘、今後の抱負をお互いにぶつけた。
「きかんしゃトーマス」シリーズに登場する「トップハム・ハット卿」の友人、「タカボウシ・ヒデキ卿」としてストーリーテラーを務める高橋英樹さん。役をイメージさせる英国紳士スタイルで登場し、「芸能生活52年、初めてこの格好した。普段の状態でしゃべると、強烈カチカチになっちゃった」とコメント。
そんな父親の感想に、娘・真麻さんは、「娘として言うならば、(イベントで)ちょっと笑顔が出るのが遅かったかな~と。でもこれで英樹さんに洋画とかミュージカルのオファーがきたらうれしいなと思います」と辛口な突っ込みとあたたかい応援を送った。
それに対し高橋さん、娘・真麻さんの司会進行について「僕はカチカチに緊張したけど、(真麻さんの)MCの姿を始めて見て、たいしたもんだなーと思いましたね」と称えた。
会見の中盤、フリーアナウンサーとなった真麻さんとベテラン俳優の高橋さんの見事なトークで、大勢の報道陣を笑わせた。
「今後はどんな仕事でも請けますが、歌の世界だけは勘弁してください。私は歌には向かないと思います。日活時代、歌で当てたのは石原裕次郎さんとか渡哲也さんとかで、僕は当たらなかった」(高橋さん)
「そんなことを言って自分の可能性を狭めないほうがいいですよね」(真麻さん)
「そうか! できるって思い込めばいいんだ。そういえばこれまでいろいろな役者を見てきましたけど、思い込みだけの人っていましたよね」(高橋さん)
会見終盤、今後の抱負について「残り少ない人生、どんなことでもやれることはやっていきたい」と高橋さん。ベテラン俳優は笑顔で報道陣に付け加えた。
「まだまだ人も斬りたいですし、悪役もやりたいですしね」