ダイハツ工業が4月25日に発表した2014年3月期の連結業績予想は、海外販売の大幅増などより営業利益は前期比2%増の1350億円とした。1%増の820億円を見込む純利益とともに4期連続の最高となる。
今期のOEM車を除くダイハツの売上台数は、4%増の102万6000台を計画。国内が3%減の58万6000台となるものの、インドネシアが好調な海外は16%増の44万台と大幅に増やす。
売上高は2%増の1兆8000億円と3期連続の増収を見込んでいる。国内では主力の軽自動車について総需要を180万~190万台と想定する一方で、同社は63万台(3%減)を目標に掲げた。伊奈功一社長は軽事業について「シェアトップにこだわっていく。競争は激化しているが、これまで以上の製品を出して収益につなげたい」と述べた。