米国・シカゴで22-25日の日程で開催されている世界最大のバイオイベント「BIOシカゴ2013」で、マレーシアのバイオテクノロジー産業の開発計画である「バイオ・エコノミー・変革プログラム(BTP)」が発表された。
政府が民間セクターに対してプラットフォームを提供し、バイオテク関連の産業の商業機会を最大限に活用できるようにする。2020年までに国民総所得(GNI)に7億リンギ貢献することに加え、7億リンギの投資誘致と2000人分の雇用創出を目指す。
マレーシア・パビリオンにおける発表式典では、低コストの抗がん剤の開発など海外企業との4件の合弁事業が発表された。マレーシア向けに総額1億3000万米ドル(4億リンギ)の投資が見込まれるという。合弁事業にはマレーシア企業のほか、インドのバイオテク企業や韓国企業が関わる。
マレーシアン・バイオテクノロジー・コープ(バイオテクコープ)は、今後マレーシアで外資系企業との間での提携関係強化が見込まれると指摘した。