自動車大手フォードの東南アジア地区マネージャー、D.J. シンプソン氏によると、カンボジア国内の新車の需要は中古車のそれには及ばないが、最近急上昇し始めているという。カンボジアはアジア地域でも新しい市場だからこそ、潜在性が高いのだとしている。
フォードは15年前からカンボジア市場に進出しているが、当時は1か月に10台程度しか売れなかった。しかし現在では年間600台の売り上げとなっているという。
昨今のカンボジアの経済発展をみると、2015年のASEAN統合に向けて、市場としての可能性はさらに高まっていくと考えられている。統計によると、カンボジアでは新車が年間2000台輸入されているという。一方、中古車の輸入は年間2万台に達している。