TRWは、米国における自動車向けカメラシステムの生産を開始したとともに、イリノイ州にある同社エレクトロニクス部品の生産拠点への追加投資を行うと発表した。
TRWが提供するビデオカメラS-CAM製品群は、車線逸脱警告、前方衝突警告、ヘッドライト制御、交通標識認識、歩行者検出など幅広い安全機能を提供。さらに車両シャーシシステムと統合することで、より高度なドライバー支援(DAS)機能の利用を可能としている。
TRWのS-CAMには、車載ビジョンアルゴリズムの世界的リーダー、モービルアイ社のテクノロジーを活用。第3世代となるS-CAM3では処理能力と安全性、快適性が飛躍的に高められるという。
同社では、カメラ技術の開発・応用を加速させるため、イリノイ州マーシャルの拠点で約25人のスタッフを新規採用したほか、エレクトロニクス部門のグローバル拠点となっているミシガン州ファーミントンでは約60のポジションを新設した。第3世代カメラは、2016年モデル向けから提供が予定されている。