黒部峡谷鉄道は、同社といくつもの共通点がある、台湾阿里山森林鉄路と、4月20日に姉妹提携を結んだ。
阿里山森林鉄路は、当初「阿里山の森林資源」を目的として開発され、1912年に嘉義から阿里山までの85km全線が開通した。
使用車両は曲線半径が小さく、急な勾配を登るために設計された蒸気機関車、ディーゼル機関車で、標高差約2400mもの険しい山岳地帯の熱帯・暖帯・温帯と、変化に富んだ景観を楽しめる、台湾でも有名な観光列車となり、日の出・夕霞・雲海・鉄道・神木の「五大奇観」が楽しめる観光名所にもなっている。
阿里山森林鉄路が、建設当初の目的の違いはあるものの、ほぼ100年の経歴を持つ山岳鉄道であること、資材の運搬と同時に観光列車であるということ、軌道幅が同じ762mmなど、数々の共通点を持つことから、今回姉妹提携を結ぶことになり、この提携により富山県と台湾のさらなる交流の活性化が期待できる。