ジャムコは、宮城県名取市に建設を進めてきた工場が竣工するとともに、生産委託先である新会社が操業を開始したと発表した。
同社の航空機器製造カンパニーでは、本社地区工場(東京都三鷹市)で航空機用炭素繊維構造部材、航空機用エンジン部品、熱交換器などを生産してきた。しかし、本社地区の都市計画道路建設と工場が手狭になっていたことから、宮城県名取市に新工場を建設して航空機用炭素繊維構造部材と航空機用エンジン部品の生産ラインを移設する計画を策定、今回、新工場が無事竣工した。
また、新工場建設に合わせて、移管された製品の生産を担う子会社として「ジャムコ・エアロ・マニュファクチャリング」を新設、4月1日から操業を開始した。ジャムコ・エアロは、地域の人材と新工場を活用して生産に特化し、生産効率を最大限追求することで収益向上、競争力強化を図る。