マレーシア総選挙公示、無所属270人出馬の混戦に 野党連合は7選挙区で候補者一本化失敗

第13回総選挙の公示が20日にあり、下院議会(222議席)選挙には579人、州議会(サラワク州除く505議席)選挙には1,324人が、それぞれ立候補を届け出る大混戦となった。

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第13回総選挙の公示が20日にあり、下院議会(222議席)選挙には579人、州議会(サラワク州除く505議席)選挙には1,324人が、それぞれ立候補を届け出る大混戦となった。

与党連合・国民戦線(BN)は下院221議席、州議505議席で候補者を擁立、野党連合・人民同盟(PR)は223人が出馬、州議では510人が出馬した。無所属からは過去最高となる下院79人、州議191人の合計270人が出馬した。

BNは唯一、下院クランタン州パシル・マス選挙区で候補者擁立を土壇場になって断念。同選挙区はPR構成党、汎マレーシア・イスラム党(PAS)と無所属候補の一騎討ちとなった。BNは他のすべての選挙区で候補者を擁立している。

PRは汎マレーシア・イスラム党(PAS)と人民正義党(PKR)が下院1選挙区、州議6選挙区の合計7選挙区で候補者一本化に失敗。
多数の無所属立候補者がでたこともあって、BNとPRの一騎討ちとなったのは下院で132選挙区、州議で320議席にとどまった。三つ巴以上となったのは、下院90選挙区、州議185選挙区で、サバ州では下院と州議でそれぞれ1選挙区が7人の候補者による混戦となった。

伊藤 祐介

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