元F1ドライバーのクビサ、リタイヤで終わったWRCデビューにも満足

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シトロエンDS3 RRC(ロバート・クビサ)
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  • タイヤトラブルでリタイアとなったロバート・クビサ
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WRCは4月15日、元F1ドライバーのロバート・クビサがシトロエンDS3 RRCを駆ってのWRCと砂利道でのラリーデビューで、事件に満ちたラリーによって学んだ教訓を、シーズンが進むと共に生かす意欲を表明したことを明らかにした。

金曜日の朝、スライドしながら広がり、溝に車を落としてタイヤと冷却システムを破損したにも関わらず、彼はWRC-2の順位で2番手の力強いスタートを切った。

しかしクビサは後に、2度のパンクが彼のリスボンのスーパースペシャルへの206キロメートルのドライブを阻止した時、リタイヤとなった。

ラリーの始まる前、ポーランド人はペースノートを取り入れることが彼の最も大きなチャレンジであることを予想していた。しかし彼はまたステージの幾つかの部分が激しく運転した時に、その特性を変化させることに驚かされた。

「経験を持っていないと、自分が偵察で見たものからは、頂上が車のフルスピードでのハンドリングにどれくらいの影響を与えるかは判断が難しかった。ここでは多くのジャンプがあり、2・3秒を失うことなく気楽にやることはできない。2回目の走りで大きな改良に気付き、自分がそのような良いタイムを出せたことに驚いた。」と彼は語った。

クビサは土曜日に再びラリーに参加したが、油圧の故障によって彼の手の負傷のために特に認められたパドルシフトギアとサイドブレーキが使用不能となった時、困難な時間を耐え忍ばなければならなかった。

この問題は午後にも起こり、土曜日の最後のステージの700メートルを経過した時点で、彼を2回目のリタイヤへと導くこととなった。

最終日はもっとプラン通りに進み、特に52キロメートルの長さを持つアルモドバーのステージの2回の走行で、クラクフドライバーを有効にすることでマイルを積み重ねた。彼はWRC-2ラリーで6位となり、それはカテゴリーで初めてのポイントを集めたことを意味する。

「ポルトガルで過ごした最後の10日間は、とても有益な学習経験だった。我々は少し幸運を欠いていたかもしれないが、全体的にはとてもポジティブな結果だった。自分にとって最初の砂利道でのラリーについては、問題がないステージでは良いペースを見せることができたと思う。数年前に持っていた疑問に対する、多くの答えを見つけることができた。もし我々が数週間内にラリーに戻るとしたら、自分は当然のことながらより良い装備をするだろう。だからそれは残りのシーズンの良い前兆となる。」とクビサは語った。

クビサは次のWRC-2アクロポリスラリーへの参加で、さらに学ぶことを予想している。

彼は「自分にとって最も重要なことは、レースで見たことと、レースで起こったことを関係付けることだ。この週末のコースは技術的に非常に要求度が高く、それはこれからのラリーの役に立つだろう。しかしどのラリーも簡単で無いこともすでに承知している。」と語った。

《河村兵衛》

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