マレーシア与党連合、総選挙の候補者名簿を発表 アブドラ前首相らは不出馬

与党連合・国民戦線(BN)は16日、総選挙の候補者名簿を発表した。

エマージング・マーケット 東南アジア

与党連合・国民戦線(BN)は16日、総選挙の候補者名簿を発表した。

与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)は、野党連合・人民同盟(PR)が民主行動党(DAP)のリム・キッシャン顧問(元党首)を擁立することで注目を集める下院選ジョホール州ゲラン・パタ選挙区で、同州のアブドル・ガニ州首相を対抗馬としてぶつける。アブドル・ガニ州首相は州議会選から下院選にくら替えして迎え撃つ。

ムクリズ・マハティール副通産相は、下院選ペラ州ジェルルン選挙区からケダ州議会選(アイル・ヒタム選挙区)にくら替えする。当選後の州首相就任を踏まえての人事とみられる。マラッカ州で長期政権にあったモハマド・アリ州首相は下院議会にくら替えする。

大物政治家では、アブドラ・バダウィ前首相、ライス・ヤティム情報通信文化相、ノル・モハメド首相府相が候補者リストから漏れた。

BN構成党のマレーシア華人協会(MCA)は、下院選37選挙区、州議選90選挙区で候補者を擁立する。オン・ティーキアット前党首、ン・イェンイェン党首補(観光相)、ガン・ピンシウ党首補の3幹部が候補者リストから漏れた。

人民運動党(ゲラカン)は、下院選11選挙区、州議選31選挙区で候補者を擁立する。半数を超える22人が新人候補。人民進歩党(PPP)は、下院選1選挙区、州議選4選挙区で候補者を擁立する。

マレーシア・インド人会議(MIC)は、下院選9選挙区、州議選18選挙区で候補者を擁立する。

伊藤 祐介

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