のんびりとした大人の雰囲気が魅力、マロニエランイン日光開催

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マロニエランイン日光2013開催
  • マロニエランイン日光2013開催
  • いざジムカーナにスタートせんとする、オースチン・7
  • 果敢に攻めるジャガーXK120
  • ファセル・ベガファセリア2もジムカーナに参加
  • スタートするジャガーXK120
  • MGA MK1
  • マセラティ・ギブリスパイダー
  • ディノ246GT

クラシックカーイベント、“マロニエランイン日光2013”が4月13日から14日にかけて開催された。主催はマロニエラン実行委員会。

24回目の開催となるこのイベントは、栃木県日光市を舞台に開催されるクラシックカーイベントで、今年は約40台のクラシックカーがエントリーした。

スケジュールは13日に日光霧降アイスアリーナに集合。そこで、ジムカーナ競技を行った後、いくつかのチェックポイントなどを通過しながら、ゴール地点の中禅寺金谷ホテルまで約80kmのツーリングを行う。翌14日は午前中に中禅寺金谷ホテルにてコンクールデレガンスと表彰式を行い解散となる。

ここ数年は雪や大雨に見舞われ、初日は中止の憂き目を見る年もあったが、今年は晴天に恵まれた。ある参加者は、マロニエランイン日光がこんなに素晴らしいコース設定だということに改めて気づかされたというように、一部路肩に雪の残る高原のワインディングロードを気持ちよくドライブしていた。特にオープンモデルのエントラントからは、冷たい空気と温かい日差しによる最高のドライビング日和と笑顔であった。

2日目はコンクールデレガンスである。通常はオリジナル性の高いクルマや、きちんとレストアされたクルマが選ばれる。もちろんマロニエランイン日光もそういったポイントは抑えるものの、それ以上に審査員 が“雰囲気が良い”と感じることが最優先で選ばれている。今年は6台選ばれ、代表例としては、雰囲気は良かったものの、ちょっと車の調子が悪かったので、来年はしっかりと走って欲しいという希望とともに、オースチン7が選ばれたほか、経年変化による塗装のヤレなど、人の手では絶対に作ることの出来ない“雰囲気”があることと、日本にとって重要なクルマであるということで、パブリカが選ばれていた。

来年で25回を迎えるこのイベントの特徴はリピーターが多いことである。また、多くの参加者からは、「のんびりとした大人の雰囲気が良いのです」との声があり、競技に走りがちな昨今のイベントとは一線を画すことが魅力となっているようである。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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