【WRC 第4戦】WRC-2クラスで出走のクビサはタイアトラブルでリタイア

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タイヤトラブルでリタイアとなったロバート・クビサ
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  • ロバート・クビサ

元F1ドライバーのロバート・クビサの運転するシトロエン『DS3 RRC』が、WRC-2クラスのファイナルステージでタイヤのパンクによってリタイアした。

彼はWRC-2の順位で2番手を走っていたが、最初の4つのステージで1度のパンクと2度のタイヤダメージを負い、スペアタイヤが1本しかなかったことから、ポーランド人ドライバーは206キロメートルのポルトガルの首都のコースを完走することができなかった。

クビサは旅路の50キロメートルの地点での敗北を認め、高速自動車道路のサービスエリアに車を駐車させた。彼が土曜日に再スタートできるかどうかは、まだ不明である。

パンクは別にして、クビサのデビューは印象的なものだった。彼は金曜日のオープニングテストで4番目に速く、次のステージでもスライドして大きく広がり、溝に落ちて前のタイヤを破損し、ラジエーターを支流に切り替えなければならなかったにも関わらず、3番手の速さを見せた。

クビサと副ドライバーのマシエク・バランは、飲料用のボトルからシステムに水を注ぐ前に、車載の修理用のパテを使ってラジエーターの漏れを塞ぐことができた。

クビサは第3・第4ステージで2番目に速かったが、2本のタイヤのダメージを抱えることになった。

彼の4つの砂利道のステージでのパフォーマンスは、シトロエンレーシングの指揮官、イヴ・マットン氏の賞賛を買った。

「私にとって、彼は今日素晴らしいパフォーマンスをした。2日間のテストを別にして、砂利道での経験が無いにも関わらず、彼はエサペッカ・ラッピやエルフィン・エバンスといった、マニュファクチャーから将来を嘱望される2人の若いドライバーの間にいた。」とマットン氏は語った。

彼はクビサの全ての砂利道ステージを見て、彼のアプローチに感銘を受けた。「彼のスタイルは良い。それはトップドライバー達にとても似通っている。彼はグリップが最も良いところをドライブしようと試みている。横方向のドライビングスタイルは砂利の上で多少簡単で、彼にさらなる安全性をもたらす。しかし我々は彼に速く走るための最上の方法は、ラインをキープして最もトラクションが得られるところにホイールを保つことだと説明した。そしてそれが彼のしていたことで、とても感銘した。今朝彼はタイヤをパンクさせたことは確かだが、時にはそういったことを学ばなくてはならない。」とマットン氏は満足そうに付け加えた。

《河村兵衛》

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