【フォード フォーカス 発売】ドライビングクオリティをデザインで表現

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フォード・フォーカス
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フォード・ジャパン・リミテッドは、4月13日より新型『フォーカス』の発売を開始した。3代目となるこのクルマは、フォードのデザインコンセプト、“キネティックデザイン”が取り入れられている。

同車試乗会において、同社マーケティング部の野口美生さんは、“キネティック”とは、動的な、動きのある、躍動感という意味で、優れたドライビングダイナミクスをデザインに反映させ、クルマをよりエモーショナル、かつ、視覚的にアピールするものだと話す。そして、フォーカスはこれを踏まえ、「フォーカスの持っているドライビングクオリティをデザインで表現しているのです」という。

その結果、立体感のあるプレスラインや、台形のモチーフが多用された。具体例を挙げると、フロントでは、ブラックアウトした大型の台形グリルを採用することで、「迫力のあるスポーティな印象を与えています」。また、ボンネットからフロントグリルを通過するラインも台形で、これは、フロントからリアへの空気の流れをプレスラインで表現し、より動きを感じさせているとする。それ以外にも、HIDヘッドランプのデザインも切れ長の目のようで、LEDスモールランプも使用することで、よりスポーティな印象を感じさせている。

サイドは、「フロントエンドからリアへと流れる美しいルーフラインが特徴です」と野口さん。そこに加え、リアに向かって跳ね上がる、クロームのベルトラインを通すことで、「効果的に躍動感を表現しているのです」。また、サイドシルにある、リアに向かって広がるようなプレスラインをはじめ、随所にプレスラインが施されており、これらを効果的に利用することで、より躍動感のあるサイドビューを演出しているとした。

リアデザインについても、台形のモチーフが採用されているほか、非常に特徴的なのが、コーナーを包み込むようにデザインされているテールランプだ。これも、「フロントに向かって動きのある、流れるようなキネティックデザインの代表的な要素となっているのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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