WRCは4月11日、フォルクスワーゲンがチャンピオンシップリーダーのセバスチャン・オジエの健康状態を憂慮し、ヴィラモウラで行われるラリーポルトガルのスタートセレモニーの前に行われる、同社の販売促進活動から撤退させることを明らかにした。
オジエはインフルエンザによって先週末のファフェ・ラリースプリントを欠場し、本人は今週、健康状態が良くなっていると発言したものの、回復は医者が予見したものより長引いている様子である。
「最高の状態からはほど遠い。ポルトガルは2010年にWRCで自分が初勝利を挙げたところで、2011にも再び勝利した。だから自分がここで、パフォーマンスを見せることができることを知っている。だが今年は難しくなるだろう。なぜなら自分の健康状態は完璧ではないからだ。」と予選前の今朝のプラクティスで、オジエはまだ回復しきっていないことを認めた。
「2週間以上も良い状態ではない。ラリーの間にどうなるか見てみるしかない。」と彼は少し消極的に語った。
フォルクスワーゲン・モータースポーツの指揮官であるジョスト・カピートは、もしラリーが一週間早く行われていたら、オジエはスタートを切るのに十分な状態ではなかっただろうと語った。
「我々はそれがウィルスの感染によるもので、それはおそらくメキシコで感染したものだろうと考えている。医師はそれをまだ診断できない状態で、今週の始めに彼はまだ会話や飲み込むことに困難さを抱えていた。」とカピートは報道陣に説明した。
チームは今日の残りのイベントの前の活動を制限し、明日の朝の競技がスタートする前に、オジエに回復する最大の機会を与えることに決定した。