2002年に全線廃止となった南部縦貫鉄道。そこを走っていたのがバスのような電車、レールバスだ。今年もそのレールバスが帰ってくる。
5月3日~5日にかけて「レールバスとあそぼう」というイベントが開催され、電車を走らせるというのだ。場所は南部縦貫鉄道の旧七戸駅(青森県上北郡七戸町笊田48-1)。そこには数百メートルの線路が残っており、その上をレールバスが走る。
今回は残念ながら体験乗車はできないが、その代わりに軌道自転車の体験乗車を行うそうだ。そのほか、旧七戸駅舎のそばにある機関庫内の見学会も実施される。そこには歴代のレールバスが保管されていて、このイベントのためにメンテナンスを行っているそうだ。
また、旧七戸駅は博物館のようになっていて、ゆかりの品々が数多く展示されている。これらは開館していれば見学が可能で、頼めば機関庫にも案内してくれる。昨年のイベント直前も、展示車両が昭和37年の富士重工業製であることなど、詳細説明を受けることができた。