ボーイング、ブラジル航空宇宙リサーチ&テクノロジーセンターのロケーションを決定

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ボーイングは4月9日、ブラジルの航空宇宙産業のハブ内のリサーチ・アンド・テクノロジーセンターを、サン・ジョゼ・ドス・カンポス市のテクノロジカルパークに設置することを発表した。

新しいボーイングのリサーチ&テクノロジー・ブラジルセンターは、現存するテクノロジカルパークのスペースを12人のボーイングの研究者と科学者を収容できるようにリモデルし、今年の終わり頃にオープンする予定である。

彼等は航空宇宙科学・技術局(DCTA)と宇宙リサーチ国家研究所(INPE)、またはエンブラエルといったブラジルの航空機メーカーなどを含む、近隣のブラジル政府の技術研究所と共に、航空宇宙技術プロジェクトの調査と開発を行うこととなる。

ボーイングのリサーチ&テクノロジー・ブラジルセンターはまた、ボーイングのブラジル全国の大学との技術協力を行う中心地の役割を果たすこととなる。ボーイングは最近、サンパウロ大学とミナスジェライス連邦大学との共同研究活動を発表した。

「パートナーの研究所に近接していることと、地方自治体のサポートといったサン・ジョゼ・ドス・カンポス市のテクノロジカルパークの革新的な環境は、ボーイングのブラジルにおける研究・技術開発にとって理想的な場所となる。」とボーイング・リサーチ&テクノロジー・ブラジルの副社長、アル・ブライアント氏は語った。

ボーイングのアメリカ合衆国外における第6番目のリサーチセンターとして、ボーイング・リサーチ&テクノロジー・ブラジルセンターは、継続可能航空生物燃料、高度航空交通管理、遠隔探査、高度な金属及び生物材料、そしてサポートとサービス技術に焦点を置くこととなる。

《河村兵衛》

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