バイエル・マテリアル、ソーラー飛行機でアメリカを横断するプロジェクトを支援

航空 テクノロジー

バイエル・マテリアルサイエンスは、ソーラー・インパルス・プロジェクトを支援すると発表した。

プロジェクトでは、バイエル・マテリアルサイエンスの素材を使用した超軽量飛行機ソーラー・インパルスが、太陽光エネルギーのみを動力源としてアメリカ合衆国を横断する新たなテスト飛行を実施する。太平洋から大西洋に到るまでの飛行は過去最長で、今年5月から複数の段階に分けて展開される予定。

これは2015年に予定されている究極のミッション「化石燃料を全く使用せずに世界を一周する最初の有人飛行機となること」に向けた重要なステップとなる。

バイエル・マテリアルサイエンスは、ソーラー・インパルスに高性能製品とソリューションを提供する。飛行機の翼端、モーター・ゴンドラ、キャビンにはポリウレタン硬質フォームが使用され、キャビンの窓にはポリカーボネートフィルムが使用される。加えてバイエル・マテリアルサイエンスが製造する原材料をベースとした接着剤と塗料が複数の場所に使用される。

ソーラー・インパルスに使われている製品は他の市場や業界にも採用されており、自動車の軽量化、ビルや建築物の断熱などに貢献している。

今回予定されているソーラー・インパルスの飛行は、太平洋岸のサンフランシスコを出発してフェニックス、ダラス、ワシントンD.C.を経由し、大西洋岸のニューヨークシティに到達する計画で、これまでで最も長距離のミッションとなる。

日中は機体表面の1万2000の太陽電池が4つの電気モーターに電力を供給すると同時に、リチウムポリマー電池に充電することで、太陽光エネルギーだけで夜間も飛行することを可能にする。

《レスポンス編集部》

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