ボーイングは4月8日、対潜水艦戦闘を根本的に変化させる新しい高精度誘導兵器をアメリカ海軍に供給することを明らかにした。
契約は1920万ドル。ボーイングは高高度対潜水艦戦闘兵器機能(HAAWC)をデザイン及び製造することとなる。このシステムは、ボーイングのジョイント・ダイレクト・アタック・ミュニション(JDAM)と小直径爆弾(SDB)といった、実戦で証明された技術を基にすることで、高い高度と遠距離からの標的への発射が可能となる。
「対潜水艦戦闘における新しい時代が始まろうとしている。HAAWCがアメリカ海軍の潜水艦ハンターに与える機能は、今日利用できるものの中で比類がない」とボーイングの兵器・ミサイルシステムの副社長、ジェームズ・ドッド氏は語った。
現行のHAAWCとSDB技術を取り入れることは、開発リスクと海軍の費用負担を減らすことにもなる。
「この高度な機能を海軍の兵士達に可及的速やかに供給することは、アメリカ海軍の世界中の海事の重要性を保護する為にきわめて重大である」とボーイングの直接攻撃兵器部門のディレクター、スコット・ウエソフ氏は語った。