インディカーは4月6日、チーム・ペンスキーがホンダ・インディ・グランプリ・オブ・アラバマで10番手のスタートを確保した31才のルーキー、A.J.アルメンディンガーを次のロングビーチでも起用する決定をしたことを公表した。
過去に3度この市街地コースを走った経験を持つアルメンディンガーは、これによって4月19日から21日の間に開催されるトヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチにカリフォルニアの地元出身ドライバーとして参加することとなる。
「我々は彼(アルメンディンガー)に、もっと長いシートタイムを与えることに決定した。インディアナポリスに準備の無い状態で挑みたくない。A.J.はチームと結束を強固にしつつあり、彼がすでに走ったことのある場所で彼を走らせる投資には価値がある。我々はブラジルで彼を起用しないが、次のインディアナポリスの結果を見た後に、今後のことについて考えたい」とペンスキーレーシングの社長、ティム・シンドリック氏は語った。
「インディアナポリスの前にオーバルのコースではないが、ピットストップと共に車の中でさらに時間を過ごすこととなる。それはとてもエキサイティングだ。最後に去って以来、このレースが恋しかった。カリフォルニア州の出身者として、いつも楽しいレースだ。自分がロジャー・ペンスキーに関して言ったことは、おそらく控えめな表現に終わっただろう。自分はただ、自分のことを構ってくれる人がいることを幸運に思うだけだ。彼がなぜそうしてくれるのか尋ねることはしない。なぜなら彼に自分の考えに疑問を持って欲しくないからだ。しかし、とても幸運だと感じている」とアルメンディンガーは語った。
「このトラックの幾つかのセクションで、彼はチームメートのウィル・パワーとエリオ・カストロネベスよりも良く、彼等はそれを参考にすることができた。幸運なことに彼はチームで最初のピットスポットを持っているので、出入りに集中できる。我々は彼にただラップを走って欲しいだけだ。彼はポイントの為にレースしているわけではない。彼のやる全てのことが未来において助けとなる」とシンドリック氏は付け加えた。