韓国キアモーターズ(起亜自動車。以下、キア)は3月27日、米国で開幕したニューヨークモーターショー13において、『オプティマ』の2014年モデルを初公開した。
初代オプティマは、2000年にデビュー。親会社のヒュンダイの『ソナタ』のプラットホームをベースに開発されたミッドサイズセダンだ。2代目は2005年に登場。米国ではオプティマ、欧州では『マジェンティス』、韓国では『ロッツェ』のネーミングで販売されている。
2010年のニューヨークモーターショー10では、3代目オプティマがデビュー。それから3年が経過した今回、現行型としては初の大幅改良が施された2014年モデルが登場した。
キアのドイツ・フランクフルトに拠点を置く欧州デザインチームが、大幅改良車の外観を担当。前後マスクを中心に、デザインを見直した。とくにリア周りでは、ディーフューザーやトランクリッドを変更。テールランプもLEDを組み込んだ新デザインだ。フロントも、デイタイムランニングライトやフォグランプが新しい。
インテリアはシートを新設計し、快適性を向上。ダッシュボード中央には、4.3インチのLCDモニターを配置。オプションのナビゲーションシステム用は、8インチの高画質仕様となる。新しいブライド・スポット・ディテクションをオプション設定するなど、安全装備も充実。
米国仕様の2014年モデルは、直噴ガソリンエンジン「GDI」2種類を用意。2.4リットル直列4気筒の自然吸気と、2.0リットル直列4気筒ターボだ。トランスミッションは6速AT。キアモーターズは2.0ターボについて、「V6並みのパワーと4気筒の燃費を両立」と説明している。