新明和工業の子会社であるイワフジ工業は、林業機械の一種フォワーダ「Uシリーズ(8機種)」をモデルチェンジし、4月から販売を開始する。
フォワーダとは、玉切りした丸太を荷台に積み込み、林道を走行して、大型トラックが入ることができる場所まで運び出す高性能林業機械の一種。林業現場における立木の伐出作業は、切り倒した木の枝を払い落とし、玉切りしたうえで集積し、運び出すのが一連の流れとなっている。
集積と運搬を担うフォワーダには、起伏の激しい林道を安定して速く走る能力が求められる。今回モデルチェンジした「Uシリーズ」は、エンジン、ポンプ、モータ、スプロケットなどの駆動構成部位の最適化を図ることで、林道での駆動力および走行スピードを向上、走行性能を高めた。このほか、車体フレームおよび足回りの強度を高めて最大積載量を増やしたことで、従来機と比べて多くの丸太を迅速に運び出すことができる。
価格は695万円から1785万円。