JAL、アマミノクロウサギ保護活動を支援、JCA発祥の地の自然保護

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JAL、アマミノクロウサギ保護活動を支援
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日本航空(JAL)グループは、日本ナショナル・トラスト協会が推進する「アマミノクロウサギ・トラスト・キャンペーン」に協力、奄美の豊かな自然を国民の財産として将来世代に引き継ぐ活動を支援する。

JALグループは「エコ・ファースト企業」として「タンチョウなど日本の美しい自然を守り、その大切さをお伝えする活動を推進」することを掲げ、これまで生物多様性啓発活動に取り組んできた。今回、同協会から、奄美大島に就航する唯一のエアライングループとして、アマミノクロウサギを守るためのナショナル・トラスト活動への協力依頼を受け、これに引き受けることにした。

JALグループの日本エアコミューター(JAC)創業の地でもある奄美大島は、「奄美・琉球」が世界自然遺産の登録候補地として暫定リストに掲載されるなど、豊かな自然が残る。今後の観光振興が期待されている。

奄美大島と徳之島のみに生息する絶滅危惧種アマミノクロウサギは、国の特別天然記念物で、現存するウサギの中で最も原始的な形態を残す、世界でも極めて貴重なウサギの種となっている。

JALグループでは、生物多様性保全と奄美の観光振興の観点から、同協会の活動を支援する。

具体的には、トラスト・キャンペーン対象28区画のうち一部区画の取得に協力し、アマミノクロウサギ保護に貢献する。JALマイレージバンク会員から「JALチャリティ・マイル」としてマイル寄付の協力を募り、一部区画の取得に協力する。

JACを中心に、奄美大島到着便の機内で、客室乗務員による告知を行うほか、奄美空港カウンター周辺でのポスター掲示、機内誌、JALグループウェブサイトを通じて活動告知に協力する。

このほか、自然ガイドなどと連携し、将来的に「JALアマミノクロウサギの森」「JMBみんなのアマクロの森」で、自然観察会やアマミノクロウサギナイトツアーなどを行い、グリーンツーリズムによる観光を振興する。

《レスポンス編集部》

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