韓国のサンヨン(双竜)自動車は、2月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は9884台。前年同月比は11.5%増と、5か月連続で2桁増を達成した。
もともと1954年、商用メーカーとして創業後、1986年に双竜グループに買収。その後、韓国の大宇、中国の上海汽車と目まぐるしく親会社が変わった後、2009年1月に経営破綻。2010年、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社の傘下に入り、再出発したのがサンヨン自動車である。
2月実績の9884台の内訳は、地元韓国が4334台。6か月連続で4000台を超える。前年同月比は39.3%増と、引き続き大幅に増加した。韓国では、SUVの『コランド』シリーズが販売の中心だ。
また、輸出などの海外実績(ノックダウン生産を含む)は、5550台。輸出分だけで見ると、前年同月比は3.6%減とマイナスに転じた。サンヨンによると、韓国国内での受注残の解消を優先した結果だという。
サンヨン自動車のLee Yoo-il CEOは「新発売の『コランドツーリスモ』には、市場から予想を超える反響を得た」とコメントしている。