2010年以来のタイトル奪還を目指すオリベイラにとって、開幕戦の鈴鹿(4月13~14日)は、ライバルと目される11年王者アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)と09年王者ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)がWEC=世界耐久選手権との日程バッティングにより欠場するため、大チャンスとなるが、「代わりのドライバーたちも強力だし、鈴鹿でのセットアップが決まっているチームもあるからね。昨年から鈴鹿ではホンダ勢も速い」と気を緩めることなく、先制勝利を目指す構えだ。新タイヤについては「プッシュ、プッシュ、プッシュで、良いタイムが続けて出る」と、その傾向と活かし方をつかんだようで、過去2年は勝てていない鈴鹿での勝利に向けて体制は整ったと言えよう。