【NASCARネイションワイド 第4戦】トヨタ、カイル・ブッシュが今季2勝目

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今季2勝目を挙げたカイル・ブッシュ
  • 今季2勝目を挙げたカイル・ブッシュ
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3月16日、NASCARネイションワイド・シリーズの第4戦「Jeff Foxworthy's Grit Chips 300」がブリストル・モーター・スピードウェイで開催された。

16日の決勝を前に午前10時35分から予選が行われ、エリオット・サドラーが5番手、マイク・ブリスが9番手。13番手のカイル・ブッシュに、ブライアン・ヴィッカーズ、アレックス・ボウマン、パーカー・クリガーマンが続き、15台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

好天の下、午後2時9分に0.533マイルショートオーバルを300周(159.9マイル:約260km)して競われる決勝レースがスタート。13番手スタートのKy.ブッシュが序盤からじりじりと順位を上げていき、4位に浮上。この日2度目のイエローコーション時のピット作業では、4本タイヤを交換しながらも順位をキープし、再スタート後は最前列に並んだ2本タイヤ交換のライバルをかわし、75周目に首位に立った。

161周目、周回遅れとなっていたハル・マーティンに、今大会スポット参戦している地元テネシー出身のベテラン、ブラッド・ティーグが接触し、マーティンはスピンから激しくクラッシュ。避けきれなかった後続が突っ込み多重クラッシュとなった。このイエローコーションとその後の周回で、Ky.ブッシュは5位まで後退したが、その前方では激しい首位争いで接触した車両がタイヤを破損し壁にクラッシュ。Ky.ブッシュは間一髪でこれを避け、2位へ浮上した。

その後は60周以上に渡るグリーン下での周回が続き、次々に現れる周回遅れをかいくぐりながら、首位争いを繰り広げたKy.ブッシュは236周目に首位を奪還。

265周目、22位を走行していたジェイソン・ホワイトが壁にヒットし、この日8度目のイエローコーション。上位勢はほとんどの車両がピットインせず、首位のKy.ブッシュは最前列アウト側を選択。4位につけていたヴィッカーズがKy.ブッシュの後ろに続き、残り27周で再スタート。

得意の再スタートを決め、一旦は後続を引き離したKy.ブッシュだったが、周回遅れが現れ始めると、後続が猛追。ファイナルラップには、周回遅れに前をふさがれる形となったKy.ブッシュに2位の車両が並びかけ、2台は軽く接触して並んだままチェッカー。ブリストルのネイションワイド・シリーズで史上2番目の僅差となる0.023秒差で逃げ切ったKy.ブッシュが第2戦に続き今季2勝目を挙げた。Ky.ブッシュはネイションワイド・シリーズのブリストル戦で最多タイ記録となる5勝目。

ヴィッカーズは3位。クリガーマンが9位に入り、トップ10フィニッシュを果たした。

次戦第5戦は3月23日、オートクラブ・スピードウェイで行われる。

■第4戦 Jeff Foxworthy's Grit Chips 300 決勝結果
1位:カイル・ブッシュ トヨタ
2位:カイル・ラーソン シボレー
3位:ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ
4位:サム・ホーニッシュ・Jr フォード
5位:ケビン・ハービック シボレー
6位:リーガン・スミス シボレー

■ドライバーズポイント
1位:サム・ホーニッシュ・Jr. フォード 167P
2位:ジャスティン・アルゲイヤー シボレー 145P
3位:ブライアン・スコット シボレー 142P
4位:リーガン・スミス シボレー 141P
5位:ブライアン・ヴィッカーズ トヨタ 137P
6位:オースチン・ディロン シボレー 133P

■マニュファクチャラーズポイント
1位:トヨタ 28P
2位:フォード 25P
3位:シボレー 23P
4位:ダッジ 3P

《纐纈敏也@DAYS》

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