ドイツのヴィーズマン(Wiesmann)社は3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、『ヴィーズマンGT MF4-CS』を初公開した。
ヴィーズマンは1988年、ドイツのデュレムに設立。マーチンとフリードヘルムのヴィーズマン兄弟が、量産車とは一線を画すスポーツカーをハンドメイド生産している。
同社の創業25周年を記念するモデルとして、ジュネーブモーターショー13でワールドプレミアされたのが、ヴィーズマンGT MF4-CS。車名のCSとは、クラブ・スポーツの略だ。
ベース車両は、クーペボディの『ヴィーズマンGT MF4-S』。車両重量は20kg軽量化し、専用エアロパーツやワイドフェンダーを装着。ロールオーバーバーや、サーキットの特性に合わせて細かい設定が可能なサスペンションも採用する。
ロングノーズの下に収まるのが、BMWをルーツとするV型8気筒ガソリンエンジン。最大出力は420psを発生。1300kgの軽量ボディとの組み合わせにより、0-100km/h加速4.4秒、最高速293km/hという刺激的なパフォーマンスを実現する。
ヴィーズマンGT MF4-CSは、世界限定25台を生産。ドイツでの価格は、19万3193ユーロ(約2400万円)と公表されている。