日本でもっとも注目を集めるオフロードバイクレースJNCCが、3月17日に開幕した。その勝者、渡辺学は昨年同様にヤマハ『YZ250』(2サイクル)をライディング。ビッグタンクやハンドガードなど、クロスカントリー仕様にモディファイされているだけでなく、クラッチ操作を不要にするリクルスを組み込み今シーズンに望んでいる。
「昨年と同じ車体です。サスはテクニクスでモディファイされていて、ホイールも同じくテクニクスのものを使用しています」モトクロスでは時代遅れである2サイクルのバイクは、エンデューロでは選択肢の候補として人気だ。ライバルの鈴木健二がWR450F(4サイクル)を駆るなか、軽さで勝る2サイクルをチョイスした。
「ホコリも今日は立ちやすかったので、スタートで前にでて後ろを引き離すことが重要だと考えました。ケンジさん(鈴木)と1時間半くらいバトルしたかな、おもしろかったですね。
僕らのバイクは3時間のレースでは1回給油なんですが、そのタイミングが重要。僕のほうが大きなタンクをつけていて余裕があったので、我慢して給油タイミングを遅らせました。向こうのピットインしてる間にアドバンテージをもっておこうと」と渡辺は言う。
「今年も、全戦を戦います」という渡辺、ゼッケン1奪取なるか注目だ。