ジャパン マリンユナイテッド、パナマックスクラスの カンミン シンガポール を引き渡し

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80BC KM Singapore
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ジャパン マリンユナイテッドは、3月14日、舞鶴事業所にて建造中のKuang Ming(Liberia) Corp. 向け80BC "KM Singapore"(カンミン シンガポール)を引き渡した。

80BC "KM Singapore"は、プロペラ前後に装備された独自の省エネデバイスであるSSD、SURF-BULBの他、新船首形状となるLEADGE-BOWを採用したため、あらゆる載貨状態での実海域性能を向上させており、燃料消費量の削減とCO2排出量の低減に成功している。

また、従来の同面積の舵と比較して、高い揚力を持つRupas舵を採用。操縦性能を低下させることなく舵を小型化し、その結果として十分な積荷スペースを擁している。また、80BC "KM Singapore"の船倉容積はパナマ運河を航行できる最大船型(パナマックスクラス)の中でも最大レベル。

居住区画については、数値シミュレーションによる解析と起振機による振動実験を実施し、振動を低減させている。ISO標準と比較しても十分に低い振動レベルであり、快適な居住性能となっている。

80BC "KM Singapore"の主要目は以下の通り。全長225.00メートル、幅32.26メートル、深さ20.00メートル、総トン数42,699トン、載貨重量トン数80,559トン、定員25名、航海速力14.6ノット。

《日下部みずき》

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