三菱航空機 MRJ 開発に富士通の「エンジニアリングクラウド」を採用

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MRJ開発に富士通のエンジニアリングクラウドを採用
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  • MRJ(資料画像)
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富士通は、三菱航空機が開発している次世代のリージョナルジェット機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の主要構造部品の製造と最終組立を行う三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所に「エンジニアリングクラウド」を導入したと発表した。

「エンジニアリングクラウド」は、世界最高レベルの高速シンクライアント技術「レベック」を採用したことで、大量設計データやアプリケーションなどをクラウド基盤に集約、時間や場所、端末環境にとらわれずにサービスを利用できるのが特徴。

エンジニアリングクラウドの採用で、MRJの開発は、国内外の複数の拠点で進められる設計・製造業務間でのシームレス、セキュアーな情報共有が可能となるとともに、専用ワークステーション以外の一般のパソコンで3次元CADを快適に操作でき、作業の効率化、セキュリティ向上、リードタイム短縮、運用負荷の軽減、3次元CADの有効利用が見込まれる。

MRJの開発では、国内外の技術を結集して日系企業主導で低燃費、低コスト、信頼性の高い旅客機をタイムリーに市場に提供することで、グローバル競争を勝ち抜き、日本の新たな柱を築くことを目指す一大プロジェクト。富士通は、プロジェクトを「ものづくり」の観点で支援する。

《レスポンス編集部》

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