3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13。GMのシボレーブランドのブースでは、新型コンパクトSUVの『トラックス』(TRAX)が、今春欧州発売とアナウンスされている。
トラックスは2012年9月、パリモーターショー12で初公開。世界140か国以上で販売されるグローバル小型SUVとして開発された。GMは2012年1月のデトロイトモーターショー12でビュイック『アンコール』を、同年3月のジュネーブモーターショー12でオペル『モッカ』を発表。トラックスは、この2車と基本を共用する兄弟車だ。
先に登場したアンコール、モッカとの違いは、フロントマスク。グリルやヘッドランプを専用デザインとし、シボレーファミリーの表情を作り出す。また、大人5名が余裕を持って乗車できる室内空間と、クラス最高レベルの荷室容量は、アンコールとモッカから受け継がれる。
欧州仕様のエンジンは、ガソリン2、ディーゼル1の3ユニット。ガソリンの1.6リットル直列4気筒ターボは、最大出力140ps、最大トルク20.4kgmを発生。ディーゼルは1.7リットル直列4気筒ターボで、最大出力130ps、最大トルク30.6kgmを引き出す。
シボレーは今回、ジュネーブモーターショー13において、トラックスの欧州発売が今春と宣言。欧州で人気上昇中の小型SUVカテゴリーで、存在感をアピールしている。