ボーイングは3月11日、商用航空機に対する強い要求と注文の蓄積が、同社の生産ペースを加速させる決定の背後にあったことを明らかにした。
ボーイングの民間航空機部門マーケティング担当のランディ・ティンセス副社長は、オーランドで開催されたISTATアメリカズ・カンファレンスで、乗客の往来は収容量を超えて増加しつつあり、利用率と座席利用率は今や歴史的レベルにあると述べ、さらに航空会社が燃料効率に劣る飛行機を新しいものに交換し続けていることを付け加えた。
ボーイング737プログラムは現在その生産率を38機/月にまで伸ばし、さらに2014年前半までに42機/月にまで向上させる予定である。また777プログラムに関しては生産率が8.3機/月(100機/年)の記録的数字を達成し、787プログラムは現在の5機/月の生産率を今年の終わりまでに10機/月にまで増加させる計画をしている。