トヨタ内山田新会長「トヨタが何をなすべきか現地現物で確認することから始めたい」

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トヨタ自動車の会長就任が内定した内山田竹志副会長は3月6日、都内で会見し、「今までに訪れたことのない地域を含め、自分の足で訪ね、トヨタがグローバル社会に対して何をなすべきか、現地現物で確認することから始めたい」と抱負を語った。

内山田新会長は会見で「まず私の役割はグローバル32万人の仲間たちの絆をつなぎ、チームワークをさらに強くしていくこと」とした上で、「それぞれの国や地域が手を取り合い、知恵を出し合えば新しいトヨタとして更に世界に貢献できるはず」と強調した。

「2点目は社会に貢献できる革新技術を生み出すために何をなすべきかである。『T型フォード』が世に出てから100年余り、今日自動車産業は再発明の時代と呼ばれ、多彩な技術が群雄割拠している。次の100年を見据えた技術戦略を掲げ、中長期の開発テーマにしっかり取り組むことで、トヨタとしては世界の自動車産業の更なる発展に貢献していきたい」と述べた。

さらに「これまで行動力のある豊田(章男社長)と包容力のある張(富士夫会長)の組み合わせで会社を引っ張ってきた。豊田はエンジニアではないが、車にかける情熱は人一倍。今後はエンジニア出身の私と豊田とで力を合わせ、車づくりを通して社会に貢献するというトヨタ創業の理念に立ち戻って、もっといいクルマづくりを進めていきたい」と語った。

《小松哲也》

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