【ジュネーブモーターショー13】もう一台のフェラーリはレトロ風…ピニンファリーナ セルジオ

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ピニンファリーナ セルジオ(ジュネーブモーターショー13)
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フェラーリの新型車『ラ・フェラーリ』が発表され話題となっているジュネーブモーターショー13。会場の片隅で、もう一台のインパクトあるフェラーリが発表された。

フェラーリなどのデザインで知られるイタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナがジュネーブモーターショーで発表したコンセプトカー『セルジオ』こそがその一台だ。エンブレムにはフェラーリの跳ね馬が奢られ、両社が共に歩んだ歴史が讃えられた。

セルジオは、故・セルジオ・ピニンファリーナ名誉会長への敬意を込めて制作されたコンセプトカー。フロントウインドウも屋根もない2シーターのオープンカー(バルケッタ)だ。

1960年代のフェラーリ・デザインをモチーフに、フェラーリ『458スパイダー』のシャシーを用いて未来的なイメージをつくり上げた。会場にはフェラーリ『ディーノ』が置かれ、タイヤハウスの大きなうねりや、ロングノーズ、ホイールデザインなどに当時の面影を見る事ができる。

フロントアンダースポイラーは空気力学を追求したもので、熱の発生も安定化することが可能。複雑なボンネット形状と組み合わせることで空気の乱流を防ぎ、仮想のフロントガラスを作り出す。さらに座席直後のロールバーはウイングとしての役割も果たし、ダウンフォース効果も発揮するという。ダッシュボードから顔を出したリアビューミラーも、乗員から空気の流れを逸らし、快適なドライブに貢献する。

また、技術的なパーツがマットブラック、それ以外のデザインパーツがレッドメタリックで塗り分けられているのもセルジオの大きな特徴となっている。

セルジオのボディサイズは、全長4550mm、全幅1940mm、全高1140mm。フェラーリ458スパイダーの4.5リットルV8エンジンを搭載し、最高速度は320km/h、0-100km/h加速は3.4秒と、デザインコンセプトながら実力も兼ね備える。

《宮崎壮人》

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