岩崎通信機は、リモコン操作がいらないハンズフリー無線認証セキュリティシステムを出品している。大規模マンションの駐車場ゲートや研究施設の入退出管理など向けに4月から販売を開始するという。
「今まではマンションのシッターの前でリモコンを押す操作が必要だったが、何もせずにハンズフリーで中に入れる。簡易なセキュリティを実現しているというのが今回の新製品」と岩崎通信機技術本部AP開発部の早川竜一担当課長は語る。
マンションの駐車場ゲート前に金属を探知するワイヤーを埋設し、車が近づくと車内にあるリモコンと無線認証した上でシャッターを開けるという仕組み。このため「人がワイヤーを敷設したところに行っても反応しない」としている。
岩崎通信機は、大規模マンション向け駐車場シャッターを手がけるナブコシステムとの協業で、無線認証を使った駐車ゲートシステムをすでに商品化しているが、さらにリモコン操作を不要にしたシステムとして発展させたものを今回出展している。